5467声 龍海院

2023年05月28日

日曜日、本日は吟行と句会ということで、午前から前橋まで出かける。

紅雲町の龍海院。

山門の額の「是字寺」の文字が金色に輝いて出迎えてくれる。この額「ぜのじでら」と読むらしい。徳川家康の祖父、清康の見た夢の逸話がもとだ。

さっそく、住職に本堂奥にある酒井家位牌堂を案内していただく。

歴代前橋藩主の位牌の安置されているところ。天井絵は「伝、酒井抱一(どうやら違うらしい)」。柱の彫物は「伝、左甚五郎(あくまで、伝、らしい)」。

その後、本堂で焼香し、外に出て歴代前橋藩主の墓を詣でる。

初代の酒井重忠から、姫路に転封になった後の十五代までの墓所がある。四代は、下馬将軍こと酒井忠清だ。酒井雅楽頭忠清。

龍海院には、初代前橋市長の下村善太郎の墓もある。高崎から県庁を前橋に持って行ってしまった人。一応、ご挨拶。

その他にも、本堂の脇には良寛の石像があったり(良寛が有名になるきっかけは、龍海院の住職だったらしい)、石庭には、さざれ石や水琴窟があったり、見どころが多い。

鐘楼や山門に鯱が乗って入るのも珍しい。

山門には、極彩色の増長天と多聞天王がいて、少し離れた第一の門には金剛力士が阿吽のポーズで出迎える。

俳句の材料を集め、句会の会場に移動。登利平のお弁当を食べて、句会に突入。

終了後、先生を高崎駅まで送り、本日は終了。