5675声 牛丼屋の変化

2023年12月21日

数か月前、前橋インターそばの吉野家に入ろうとしたら・・営業していない。牛丼ラバーの僕なので「ガーン閉店!?」と思い動揺をしたら、そうではなくて改修のための一時閉店だった。そして今日、数か月ぶりにその店に入って・・様変わりした店内にまた少し動揺・・

松屋などではおなじみのスタイルかもしれないが(あと、別の吉野家に行って似た形式の店はすでにあったが)、完全に「店員が少なくても店が回せるように、最大限に効率を考えた配置となっていた。寿司屋のカウンターのような長い机に皆で腰かけて中央に店員がいて牛丼を提供するスタイル、は過去のものとなった。

レジへ行き、注文をするとブーっとなるブザーを渡される。お客は僕以外にいなかったので、すぐに牛丼が提供された。それをレジで受け取り、紅ショウガなどがあるコーナーに行き、紅ショウガを乗せる。客席は、1~2人が食事できる小さな机がいくつも置かれていて、家族連れで来たら自分で机をくっつければ座れる。もくもくと牛丼を食べ終え、お茶がないことに気づき、紅ショウガコーナーで行く。プラスチックコップを手に取り(なんと!吉野家と言えばあの重い湯飲み、も過去のものとなった)ぽちっとお茶を注ぐ。すぐに飲み終えて、空になった丼と共に返却コーナーへ返却する。

値段は僕が良く通っていた時より200円くらい上がったが(それは時代ゆえ仕方ないとしても)、味は昔も今も変わりない。が、なんなんだこのやるせない気持ちは。

そうか!と。僕は、牛丼そのものも好きだが、あの、寿司屋のカウンターのような長い机に皆で腰かけて中央に店員がいて牛丼を提供するスタイルが好きだったのだと気付く。僕も、バリバリ働いてきた感じの労働者のおじさんも、腹を空かせた学生も、横並びになって牛丼を注文し、店員さんが熱いお茶を重い湯飲みで持ってきてくれるあの雰囲気込みでの、牛丼好きだったのだ。そういったものは、無くなってから気付く。

でも、味が好きだからたまには行くだろうな今後も。