5741声 春はアリゴテ

2024年02月25日

遅くまで寝ていて家で過ごす。外は雨。家の中の気温もなかなか上がらない。夕方近くなりようやく外に出た。出た途端に鼻水が出る。花粉か。寒さか。本庄までワインを飲みに電車に乗る。手頃な値段で質の良いワインが飲める店がある。マスターの話を聞けばどれだけ仕入れに気を配っているかがわかる。豊富な経験からくる話の引き出しは、こちらの希望なだけ開けてくれる。「春はアリゴテですよ」値の張るピノやシャルドネを造るドメーヌもアリゴテはリーズナブルだと教えてくれた。強めの酸と仄かな苦みは春にこそ似つかわしいと。話を聞きながら飲むお酒はひと味違う。