5745声 ノートに書く

2024年02月29日

毎年新年を迎えるとなんとなく、今年の目標はなんだろうと考える。ここ数年はずっと同じで、「整理する」ということが目標だった。整理する、つまり整理したいなんて思うのだから、そもそも抱えているものが多いのだろうと捨てることから始めた。ちょうどコロナの時期だったためずいぶんと捨てて、モノから何から、それこそザブン閉店もその一つかもしれない。モノを捨てていて感じたのは、捨てるべきは捨てたモノではなく、抱えてしまうクセなんだと気づいた。クセを意識できたのはよかったし、抱えてしまうことの他にも自分の中でわかっていないクセっておそらくたくさんあって、それはわかっていないと恥ずかしいということであることが多くて、いずれにせよ自分のことはわかりにくいが、他人を見るとそう思う。整理する、はここ数年の目標で引き続き目標だが、これとは別に今年になってから始めたことが2つある。1つは1日1レシピノートに書くこと。本やネットでレシピを調べることはよくするのにそれをまとめることをしてこなかった。昨日の時点で59レシピある。大事なのはレシピの数ではなく、それらを相互に結びつけていくことだと改めて思う。もう1つは、1日1つ惹かれたものをノートに書くこと。日々限られた仕事に向かっていると、いったい何に惹かれ、何にいとおしさを感じ、大事にしたいのかがわかりづらくなる。なので書いている。箇条書きで前後のつながりがわかりにくいがこんな感じで。山高帽に垂らしかけマフラー、余所行き、満開の山茶花、クリスマスツリー、どんど焼きのてっぺんのダルマ、決まり悪さ、続かない羽根つき、健気、ノージャッジ、仲の良さがわかるエピソード、おのろけ=あたたかさ、ラーメン屋のアルバイトの女の子、「こちらから失礼しますがお使いください」、トラクターに乗ったまま一服するおじさん、麦踏み、中央分離帯の枯草、隙間なく生えたまま枯れている、風の止んだ川べり、散歩する女性、自転車の練習青年、飲まなかった翌日の私、真っ白に化粧した浅間山、、。つい嫌なことを書きがちになるが、大切だと思えるものをなるべく書くようにしている。