5820声 髙木くん 

2024年05月14日

群馬高専を卒業している、と話すと結構驚かれる。自分で言うのもなんだが、知っている人は頭の良い子が通う学校というイメージがあると思うので、あなたが!という驚きかもしれないし、今全く工業とは関係ない生き方をしているので、そういうギャップもあるのかもしれない。

当時の同級生とは全く連絡をとっていないのだが、フェイスブック経由で4人だけ繋がっており、その中の1人の髙木くんから24年の時を経てメッセージが届いた。なんでも、日頃僕が印刷のデザインなどをしていることをフェイスブックで知ってくれて、奥さんがしているピアノ教室の発表会パンフの表紙を作ってほしい、ということだった。

その申し出が嬉しくてすぐに引き受けた。髙木くんとはクラスでもそれほど接点があったわけでもないのだが、その嬉しさは何なんだろうと考えたのだが良くわからない。けれど、世には同窓会などという面倒な会を企画して、嬉々として集まっていく人たちもいるので、<学びという共有の場を体験したことのある人類の一部が持ち合わせている習性である>という納得の仕方をすることにした。

髙木くんとは、電話もせずに文字だけのやりとりだったが、発表会がうまくいくことを願っている。