コンビニでファミリーマート限定「たらこ好きに朗報ですー濃厚たらこ味焼きそばー」を買った。車の後部座席に無造作に放り、こういうものはいつでも食べられるなと思っていたが、ほんの数日で封を開けることになった。撮影以外は会社で1人、パソコンと向き合う仕事なので、気付くと夜になっている。キッチンもあるので料理もできるのだが、この日は適当に食べようと思った。
まず、フライパンに水をはり火にかける。カップ焼きそばを開ける。ペヤングみたいにお湯を入れる前に入れるかやく、はないタイプ。冷凍庫を開けて、開封してあった冷凍枝豆を出す。小さい皿はコーヒーカップの受け皿しかないのでそれにカラカラと枝豆を流し入れ、レンジへ突っ込みチンをする。しばしスマホをボーっと見る。お湯が沸いたので、流しの中にカップを置いてどばどばと湯を注ぐ。こうすれば湯がカップを逸れても拭く必要がない。
枝豆の皿を取り出し、一度部屋を移る。解凍ムラがあり凍っている豆もあったが、口に入れれば溶ける。仕事机のノートパソコンをえいっと隅に寄せ、書き出し中の映像ソフトの経過時間を見る。スマホのタイマーがあと30秒となったので(3分ではなく5分待つ太麺タイプだった)キッチンに戻り、湯を捨てオイル、調味オイル、乾燥たらこを入れ、軽くまぜる。たまたま冷蔵庫にたらこを瓶詰にしたものを買ってあったので、さらに足してやろうかと、完成したカップ麺と箸、たらこの瓶詰を手に持って仕事机に戻る。
「たらこ好きに朗報ですー濃厚たらこ味焼きそばー」は、まぜすぎないままに食べた。味の濃いところと薄いところがあった方が飽きないだろうと思ったからだ。であっても全体として味が濃かったので、たらこの瓶詰は結果足さなかった。食事時間は5分くらいだろうか。机の脇のごみ箱にカップを捨てて、枝豆の皮が乗った受け皿に箸を置き、それを机の隅に追いやってノートパソコンを元に戻し、そのまま仕事を続ける。