5971声 普通に生きるってすごい

2024年10月12日

この日は、年に1度~2度お手伝いしている前橋市の映像制作会社「フレームアート」からの頼まれ撮影だった。撮影に来るのは多分2度目だが、高崎の川原の広い広場で、近くの保育園の運動会を撮影した。機材も全てフレームアート持ち、現場に着くと先に社員のSくんがいて、カメラもすぐ撮れる状態にセッティングしていてくれた。

さて、唐突ではあるが、この年になっても「普通に生きるってすごい」と思う時がいくつかある。会社勤めの時も合同会社を作った今も、主にはお金に関してなのだが「お金を稼ぐってあんなに大変なのに、普通に生活して、なんなら家建てて色々買って、それで生活してる人がこんなにいるなんて」と思わざるを得ない。それが各個人の努力だけではなく、世のシステムにもある、普通に生活できない人も多い・・などという話は置いておいて。自分が勝ち組だと思ったことは一度もない(人との巡りあわせにおいては勝ち組だけどな)。

撮影に話を戻して。Sくんは心身の不調なのか詳しくはわからないが、しばらく仕事に出られない時期があったように思う。映像を学校で学んだわけでもないようで、最初に会った頃は今のように「撮影現場に1人で行って、僕のようが外部カメラマンに指示を出す」なんて考えられなかった。だから今日は、何目線なのかわからないがニコニコとSくんの頑張りを見ていた(いやいや、カメラの先の園児を見ろよって話しだけど)。周囲の良い人間関係も必要だけど、人は変われるんだな。自分自身はどうだろうか。