この日は、伊参スタジオ映画祭スタッフの諸角さんの提案で前橋市の生涯学習センターをはじめて訪れ、8ミリフィルムで「山の子の歌」という映画を鑑賞した。なぜ前橋まで行ってこの映画を見たかというと、この作品が1960年代に製作された中之条町六合で撮影された映画だから、という理由からだった。驚くべきことに準主役的な役回りで六合在住の関さん(六合は関さんばかりだが、今はその程度の情報に留めておく)が出演しているという。
諸角さん以外のスタッフも数人加わり、白黒フィルムの中に映される雄大な自然を見て「あれはあそこかね」みたいな話でも盛り上がった。今回はフィルム上映ということでセンターの担当者の方が映写機で映写もしてくださったのだが、普段でもライブラリーでは群馬県で過去撮影された映画やドキュメンタリーや情報番組などをビデオ、DVD、フィルムで鑑賞できるとのこと。奥のフィルム保管庫も見せていただいたのだが、その数の多さに驚いた。関心のある方はぜひ訪ねていただきたい。
来年は、旧六合村と旧中之条町の合併から15年の節目。伊参スタジオ映画祭でもそれにちなんだ何かをしたい、と、今からゆっくりと動いている。