6288声 いつもと違う顔を見て

2025年08月25日

道の駅まえばし赤城に、「SHOP CAFE Qu」という素敵な店がある。一歩店内に入るとかわいらしい雑貨や、開放感のあるカフェスペース。インパクト重視な食べ物が乱立する道の駅において、ここのブッダボウルはご飯の上に前橋の野菜がてんこ盛り。慎ましく栄養が高い。それら雑貨、野菜などは障害を持つ人たちが働く事業所で作られている。前橋市が運営するこの店はつまり、「障害者を応援するカフェをやっています」ではなくて「いいカフェがあります。そこにあるものは多様な人たちによって作られています」という見せ方をしているのだ。障害を前面に出すか背景として見せるか、とても大切なことだと思う。

店のオープン時も各事業所をまわり、野菜を収穫している様子や紙漉きをしている様子などを撮影させてもらったのだが、今回「まえばしSOCIAL GOODS Project」という取り組みが行われ、たくさんの事業所の方たちが道の駅に訪れ絵を描き、のちにそれを手拭いやカレンダーにする、というものを撮影させていただいた。強制はしなくとも、夢中で絵や文字を描く人たち。

様子だけじゃなくて話も聞きたいなと思っていたが、面と向かってインタビューですとすると利用者の方もスタッフも大変だろうなと思い、撮影しながら普通に話しかけるスタイルの撮影をした。その中では「この人がこんなに絵を描くなんて知らなかった」という話や「いつもと変わらないですね」という話が聞けた。お世話される側、する側という顔の対面だけが全てではなく、環境ややることによって人の顔や雰囲気は変わるという好例だと思う。

手拭いはのちに販売されるし、関連するイベントも行われるので、ぜひその動画も見てもらって(インスタグラムで今はショートのみ公開中)Quにも訪れてみていただきたい。