6435声 遺失物写真家

2026年01月19日

自分が使うSNSのメインはインスタグラムである。Xはなんだか物騒でどうでもいい情報ばかり流れてきて、そうとわかっていながら見るとずっと見てしまう。Facebookはそれでしか繋がっていない人もいるからたまに見るがほぼ投稿しなくなってしまった(僕がフォローしている人も、投稿している人は全体の1割程度なのではないか)。書くことが好きなので写真メインのインスタは軟派だなとか思っていたが、使い慣れると違和感はない。

わりといつもどうでも良いことを投稿しているのだが、 #遺失物写真家 というハッシュタグを自分で発案して度々投稿している。これは、道端に落ちている誰かの落とし物(僕の範囲では捨てたものも含まれる)でグッとくるものがきたら撮って投稿するというものである。宇多田ヒカルさんも似た投稿を度々しているが、それに影響されたわけではない。道端に落ちているものには哀愁が含まれることが多いので、面白いなと自然発生的にはじめたものだ。

榛名の山道を歩いている時には、革靴の片方だけが道端に落ちていた。なにをどうすればここにそれが置かれる状況になるのかわからない。今日は、「不法投棄ダメ!!」と書かれた看板の手前に、電動鉛筆削りが落ちていた。確信犯なのだろうか。もう勉強したくないという誰かの意思表示なのだろうか。

近くの公園におじさんが被るようなハンチング帽が落ちていて(何かのポールにひっかける感じで)、散歩でそこを通る度に度々スマホで写真を撮り投稿したこともあった。雨の日も晴れた日も、帽子はそこにあった。ある日、それは忽然と消えた。持ち主が気付いて持ち帰ったとは考えにくい。誰かが、きたなくなるからと捨てたのだろうか。

興味ない人には全く興味がないことだが、僕はなんだか遺失物が気になる。自分自身が今にばかり意識がいくタイプなので、過去に何かを落としてきた、とずっと思い込んでいるからかもしれない。