1201声 はなおれ

2011年04月15日

日刊「鶴のひとこえ」第1200声記念企画。
と銘打ちたいところだが、今回も常の書き出し。
と言うのも、昨夜。

ドバドバと、大量の鮮血が鼻から出ていた。
それをハンカチで拭きつつ、「取り合えず家へ帰らねば」。
と言う一念で、真っ暗闇の路をふらふらと帰って来た。

一夜明け。
これが夢ならば、と言う淡い期待は、
鏡の前で、完全に打ち砕かれた。
なんだか、アンパンマンを彷彿とさせる顔面の状態。
血だらけの顔を洗い流し、鼻をかんだ。
赤く染まったティッシュを見て、悔恨、寂寥、苦痛、恐怖。
さまざまな感情と感覚が、混ぜこぜに押し寄せて来た。

今日の日中、病院へ行った。
祖母が入院している病院。
この間までは見舞客として来ていたのに、
今度は、患者として来る事になるとは。
皮肉な巡り合わせである。

「どうされました」
と聞かれ、
「電柱に激突しました」
と正直に答えた。
一連の診察の結果。
鼻の骨が折れていた。
レントゲン写真を見るに、ポキンと折れている箇所が、
鼻頭頂部にある。
来週、ここよりも大きな病院へ行く指示を受け、
忙しく診療は終わった。
傷だらけの顔をマスクで隠しつつ、忙しい午後の病院を出た。
しっかし、ひでぇ顔だな、こりゃ。

【天候】
終日、快晴。