日刊「鶴のひとこえ」第1200声記念企画。
と銘打ちたいところだが、今回も常の書き出し。
と言うのも、昨夜。
ドバドバと、大量の鮮血が鼻から出ていた。
それをハンカチで拭きつつ、「取り合えず家へ帰らねば」。
と言う一念で、真っ暗闇の路をふらふらと帰って来た。
一夜明け。
これが夢ならば、と言う淡い期待は、
鏡の前で、完全に打ち砕かれた。
なんだか、アンパンマンを彷彿とさせる顔面の状態。
血だらけの顔を洗い流し、鼻をかんだ。
赤く染まったティッシュを見て、悔恨、寂寥、苦痛、恐怖。
さまざまな感情と感覚が、混ぜこぜに押し寄せて来た。
今日の日中、病院へ行った。
祖母が入院している病院。
この間までは見舞客として来ていたのに、
今度は、患者として来る事になるとは。
皮肉な巡り合わせである。
「どうされました」
と聞かれ、
「電柱に激突しました」
と正直に答えた。
一連の診察の結果。
鼻の骨が折れていた。
レントゲン写真を見るに、ポキンと折れている箇所が、
鼻頭頂部にある。
来週、ここよりも大きな病院へ行く指示を受け、
忙しく診療は終わった。
傷だらけの顔をマスクで隠しつつ、忙しい午後の病院を出た。
しっかし、ひでぇ顔だな、こりゃ。
【天候】
終日、快晴。