1221声 芝桜と沢庵

2011年05月05日

飲んでいるし、喰っている。
それまでの摂生生活による反動、がそうさせるのである。
現在も、沢庵を齧りつつ、これを書いている。

先の震災を受けての、自粛ムードではなく、鼻骨骨折による自粛ムード。
によって、連休中、体力的に懸念される遊びは、自主的に控えた。
面白い人や、美味しい食材が、集結している。
そして、多くの仲間がかやぶき屋根の家を作っている、中之条町。
そんな、面白気なところへ、行けば、面白うて面白うて。
お痛をする自分が、目に見えている。
お痛をして、私の鼻などはmどうでもよいのだが、そこに居る人たちの、
折角の「面白い」を、壊したくない。

なので、おしとやかな観光場所は、他にどこかしら。
と調べていたら、高崎市内、「みさと芝桜公園」の、祭り期間が本日終了。
と言う、情報を見つけて、「これなら」、と言う事で、行ってみた。

まずまずの咲き具合に、まずまずの混み具合。
と言ったところ。
丘陵の一面の芝桜。
紅に桃に白、三色の帯が、渦を巻いて、まるで絵画の様な風景。
屋台が盛大に出ており、地場産野菜の販売や、焼きまんじゅうや焼きそばなど、
御馴染の「粉もの」を焼く、良い匂いが漂っている。

屋台通りをひやかしながら歩いていたら、声をかけて来た、売り子のおばちゃん。
話している内に、何故か、糠漬けの沢庵を一本、購入していた。
沢庵の先端部分が飛び出していて、おまけに、糠臭い、ビニール袋を片手に、
芝桜を鑑賞する。
と言う、なんとも、この幻想的な雰囲気に似つかわしくない格好で、
園内を闊歩していた。

俳句でもひねろう。
と言う気持は、沢庵と一緒に糠漬けになってしまったようで、
一向に、頭も冴えない。
帰宅して、いま。
缶麦酒と一緒に、パリポリと、この沢庵をつまみに食べている。
驚くほど、美味しい。

【天候】
終日、曇天。
気温もあまり上がらず、夜半にかけて下り坂な一日。