1233声 雨に燃える

2011年05月17日

いよいよ、走り梅雨であろうか。
今日は午後から、雨。
じめじめと、如何にもこの時期特有の、蒸し暑い雨である。

分け入っても分け入っても、などと山頭火ではいが、
青い山を分け入って、向かった先は、上野村。
村内、桜は流石に散っているが、至る所で、
山つつじが、燃える様に咲いていた。

雨の山。
それも、特にこの夏の時期。
鼓動、と言うか、息吹き、と言うか、そう言った生命感を、
雨の山から感じる。
折り重なる遠山は、けぶれており、花の色は鮮やかになり、
あまねく、山の香りに包まている。

集落の小道。
塀の脇には、鮮烈に咲いている、山つつじ。
花に置く、雨粒の中で、その色彩が燃えていた。

【天候】
朝より晴れ。
午後になり、雨、時折、強し。
夕方には止み、その後は薄曇り。