1236声 わたしのシーソー

2011年05月20日

現在時刻は、午前一時。
書き終わる頃には、おそらく、二時近くにになっているだろう。
机に座り、パソコンに向かい始めたのが、確か、午後九時。
早、四時間も経っている、と言う事実に、目を擦りつつ、
いささか愕然としている。

兎も角、俳句から打って行こう。
てぇ事で、まず、俳句帳に記載してある俳句を打ち始めた。
この作業は、俳句帳に手書きされている俳句を、
パソコン内に保存する為、思い付いた時に行っている。
しかしながら、悪筆甚だしい我が俳句帳に、大苦戦してしまった。
二日酔いのミミズがのた打ち回ったような、奇妙な文字の羅列。
「五、七、五」
と、数えながら一句づつ打っている始末。

その中から、先生の選を仰ぐ句やら。
一寸、気の利いた句やらを、選り分けてゆく。
改めて見返すと、どっかの誰かが作った様な、駄句ばかり。
自分の言葉、で詠めている句の、なんと少ないこと。

「集中し過ぎ」
と言う事は、以前から感じていた事だが、
どうも、書き始めたり読み始めたりすると、時間の経過を忘れてしまう。
そして、こう言う集中の仕方は、とても効率が悪い。
と言う事も、痛切に感じている。
考えがまとまらないと、三十分でも小一時間でも、阿呆顔で考えてしまう。
そのくせ、集中できない時は、一切駄目。
緊張と緩和が保てない、その心の動きは、まるで、バランス悪いシーソー。
毎日、コンスタントに仕事をこなせる人と言うのは、このシーソーのバランスが、
絶妙なのであろう。
そう言う人は、その作の良し悪しは別として、文筆作業に向いていると、思う。

墨汁を一滴垂らして、それを、水を付けた筆で伸ばして書く。
文末まで来て振り返ると、そんな、薄い内容であるが、仕様が無いのである。
「バタン」
と、シーソーが倒れから、書き出したのだから。

【天候】
終日、晴れて、蒸し暑し。
全国的に夏日で、館林市では31℃を観測。