現在時刻は、午前一時。
書き終わる頃には、おそらく、二時近くにになっているだろう。
机に座り、パソコンに向かい始めたのが、確か、午後九時。
早、四時間も経っている、と言う事実に、目を擦りつつ、
いささか愕然としている。
兎も角、俳句から打って行こう。
てぇ事で、まず、俳句帳に記載してある俳句を打ち始めた。
この作業は、俳句帳に手書きされている俳句を、
パソコン内に保存する為、思い付いた時に行っている。
しかしながら、悪筆甚だしい我が俳句帳に、大苦戦してしまった。
二日酔いのミミズがのた打ち回ったような、奇妙な文字の羅列。
「五、七、五」
と、数えながら一句づつ打っている始末。
その中から、先生の選を仰ぐ句やら。
一寸、気の利いた句やらを、選り分けてゆく。
改めて見返すと、どっかの誰かが作った様な、駄句ばかり。
自分の言葉、で詠めている句の、なんと少ないこと。
「集中し過ぎ」
と言う事は、以前から感じていた事だが、
どうも、書き始めたり読み始めたりすると、時間の経過を忘れてしまう。
そして、こう言う集中の仕方は、とても効率が悪い。
と言う事も、痛切に感じている。
考えがまとまらないと、三十分でも小一時間でも、阿呆顔で考えてしまう。
そのくせ、集中できない時は、一切駄目。
緊張と緩和が保てない、その心の動きは、まるで、バランス悪いシーソー。
毎日、コンスタントに仕事をこなせる人と言うのは、このシーソーのバランスが、
絶妙なのであろう。
そう言う人は、その作の良し悪しは別として、文筆作業に向いていると、思う。
墨汁を一滴垂らして、それを、水を付けた筆で伸ばして書く。
文末まで来て振り返ると、そんな、薄い内容であるが、仕様が無いのである。
「バタン」
と、シーソーが倒れから、書き出したのだから。
【天候】
終日、晴れて、蒸し暑し。
全国的に夏日で、館林市では31℃を観測。