1248声 気持のよい朝

2011年06月02日

昨日は、と言う事は、本来昨日書くべきこの文章を、
一日過ぎた本日に、書いている。
と言うのも、自宅のインターネットプロバイダを変更したので、
昨日は、インターネットが使用できなかったのである。
その為、この日刊「鶴のひとこえ」の更新に、一日穴が開いてしまった。

スマートフォン。
てぇのを持っているのだから、そちらから、更新すれば良さそうなもの。
しかし、何だかそれも、まどろっこしいので、自ら穴を開けた。
「ずっと、待っていたのに」だとか、「日刊じゃねぇじゃねぇか」など。
抗議の声も寄せられないので、殊更、穴を開けることをおそれなくなった。
過去形にしてみたが、昔から、そう言う声が殺到すると言う事もなく、
のんべんだらりと更新を続けて来た。

いつも、更新作業をするのは、夜半から深夜。
ジリジリと、睡眠時間をすり減らしつつ、更新しているのである。
「だから、偉いでしょ」
とも言えないのは、それまでの時間を、くだらないことで、
無為に過ごしている。
丁度、夏休み最終日に、宿題が終わらずに苦悶している小学生。
毎日が、そんな調子。

それが、昨夜はその時間がぽっかりと空いた。
ぽっかりと空いたので、寝床に入って本を読んでいた。
いつもは、更新作業を終えてから、寝床に入るので深夜になっている。
しかし、昨日は随分と前倒しになって、午後十時を回ったところ。
それが、いつしか寝てしまって、突如として、朝。
私は、あまり夢を見ない性質なので、朝を迎える時は、「突如と」、している。

これが、なんと、気持のよい朝であろうか。

朝、気持ち良く起きて
ほんとうに気持ちの良い一日を暮らす。
そのためにすべてはあるのだ。

などと、山田かまちの詩の冒頭部分を引用したくなるくらい、
気持よく起きられた。
つまり、単に十分に睡眠をとったからであろう。
いつもは、寝不足。
万年寝不足人間の人生は、何たる悲惨であろうか。
山田かまちは正しい。
「そのためにすべてはあるのだ」

私はそう叫ぶや否や、蒲団を蹴っ飛ばして起き上がり、
右の拳を、天井に向かって突き上げた。
突き上げてから、だらりと拳を下ろして、
ほんとうに気持ちの良い一日」
を探しに、部屋の扉を開けた。

【天候】
午前中は晴れるが、下り坂。
午後から雲が多くなり、夕方から雨。