昨日は、と言う事は、本来昨日書くべきこの文章を、
一日過ぎた本日に、書いている。
と言うのも、自宅のインターネットプロバイダを変更したので、
昨日は、インターネットが使用できなかったのである。
その為、この日刊「鶴のひとこえ」の更新に、一日穴が開いてしまった。
スマートフォン。
てぇのを持っているのだから、そちらから、更新すれば良さそうなもの。
しかし、何だかそれも、まどろっこしいので、自ら穴を開けた。
「ずっと、待っていたのに」だとか、「日刊じゃねぇじゃねぇか」など。
抗議の声も寄せられないので、殊更、穴を開けることをおそれなくなった。
過去形にしてみたが、昔から、そう言う声が殺到すると言う事もなく、
のんべんだらりと更新を続けて来た。
いつも、更新作業をするのは、夜半から深夜。
ジリジリと、睡眠時間をすり減らしつつ、更新しているのである。
「だから、偉いでしょ」
とも言えないのは、それまでの時間を、くだらないことで、
無為に過ごしている。
丁度、夏休み最終日に、宿題が終わらずに苦悶している小学生。
毎日が、そんな調子。
それが、昨夜はその時間がぽっかりと空いた。
ぽっかりと空いたので、寝床に入って本を読んでいた。
いつもは、更新作業を終えてから、寝床に入るので深夜になっている。
しかし、昨日は随分と前倒しになって、午後十時を回ったところ。
それが、いつしか寝てしまって、突如として、朝。
私は、あまり夢を見ない性質なので、朝を迎える時は、「突如と」、している。
これが、なんと、気持のよい朝であろうか。
朝、気持ち良く起きて
ほんとうに気持ちの良い一日を暮らす。
そのためにすべてはあるのだ。
などと、山田かまちの詩の冒頭部分を引用したくなるくらい、
気持よく起きられた。
つまり、単に十分に睡眠をとったからであろう。
いつもは、寝不足。
万年寝不足人間の人生は、何たる悲惨であろうか。
山田かまちは正しい。
「そのためにすべてはあるのだ」
私はそう叫ぶや否や、蒲団を蹴っ飛ばして起き上がり、
右の拳を、天井に向かって突き上げた。
突き上げてから、だらりと拳を下ろして、
「ほんとうに気持ちの良い一日」
を探しに、部屋の扉を開けた。
【天候】
午前中は晴れるが、下り坂。
午後から雲が多くなり、夕方から雨。