「がんばれ、東日本! チャリティ・ビアフェス東京2011」
毎年、「ジャパンビアフェスティバル」と銘打って、
日本地ビール協会が開催している、麦酒の祭典である。
それに昨日、行って来た。
「昨日」と言うのは、例の如く、この文章を一夜明けてから、書いている。
と言うのも、酔眼朦朧と帰宅するや否な、倒れ込むように寝てしまった。
私は過去、二回参加した事があった。
自身三回目となる今回は、ほのじ氏も一緒である。
会場である、恵比寿ガーデンプレイスのザ・ガーデンホール付近へ来ると、
風に乗ってふんわりと漂っている、地ビールの香り。
混雑盛況の会場で、全国津々浦々の参加地麦酒を確認すると、
今年はどうやら、群馬県勢は居ない様子。
それでも、混雑状況は例年より随分と、少ない印象であった。
今回の被災地である、福島や茨城県などの地麦酒もあり、少し、安心した。
入場料を払えば、記念グラスで、1回50mlずつ何回でも試飲が出来る。
会場内には、150種類を超える地麦酒の種類。
制覇するのは、勿論無理なので、気になる地麦酒を中心に飲み進めてゆく。
北海道や鹿児島など、普段、容易に行かれない場所の地麦酒から飲む。
業界で流行っている、「フルーツビール」のブースへ行くと、
なにやら、ビアサーバの前で、熱心にメモを取っている、男がいる。
時折、出展者の方に質問し、深く頷きながら、書き込んでいる。
行儀のよい酔っ払い、に見えなくもない。
男の横を通ると、ふいに、話しかけられた。
「イチゴ、イチゴ、苺の麦酒っての、面白いぞ」
ほのじ氏であった。
ピルスナーにヴァイツェン。
スタウトにボックに、バーレイワイン。
様々なスタイルの地麦酒を試す。
それに、各種のチーズや、生ハムやら、
つまみとの相性を確認しているのが、ほのじ氏である。
「料理人」の視点で地麦酒を見ている。
「飲むと覚える」ってのは、毎回感じている事だが、
実際に試飲すると、その色、香り、風味、アルコール感など、
とても勉強になる。
私は、既に、視点が定まらぬ状態にになりながらも、
次の地麦酒を求め、ごったがえしの会場をさすらう。
そして、お互いに、定まらぬ視点のまま会場を辞し、
やはり足は、路地裏向いてしまうのであった。
【天候】
終日、晴れて暑し。絶好の麦酒日和。