6月9日の本日は、「ロックの日」と言う事になっいている。
「日本ロックセキュリティ協同組合」が制定した、「施錠」の「ロック」。
ではなくて、ロックンロールの方の「ロック」を、取って、書く事にする。
語呂合わせで、6月9日が、ロックの日となっているが、
その裏には、運命的な史実が結びついている。
「ロック」と言えば、私が即座に思い浮かべるのは、ギターである。
それも、アコースティックで無く、エレキギターの方を取りたい。
そのエレキギターの世界において、概ね、人気を二分しているのが、
「ギブソン社」と「フェンダー社」である。
飲み屋で言うところの、「キリン」か「アサヒ」と言った具合。
ギブソン社が生み出した、発売以降、
このメーカーの代名詞となるギターが、「レスポール」と言う。
この「レスポール」と言うのは、レス・ポールと言うギタリストの名前。
つまり、彼のシグネチャーモデルとして誕生したギターなのである。
それが今日のロック界で、今尚、不朽の名作ギターとして受け継がれている。
ロックの日と、運命的に結び付いているのが、この、レスポールギターである。
その生みの親であり、ロック界では半ば神格化されているレスポール氏の、
誕生日が、これまた、6月9日のロックの日。
まさに、ロックの神に祝福された、ギタリストであり、
生まれるべくして生まれた、ロックなギターなのである。
普段、音楽のジャンルとして、ロックをあまり聞かない人でも、
レスポールギターの、独特のフォルムや、アクの強い音色は、
耳にした事がある筈。
全体的に丸みを帯びた、瓢箪型のボディーに、芯の太い重低音が特徴。
エリック・クラプトンや、キース・リチャーズなどが、まだ若手だった頃、
彼らがこぞって、このレスポールを使用していたので、人気に火が付いた。
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジに憧れ、日本製のコピーモデルを買う。
と言ったロックコースを辿る学生諸氏が、未だに後を絶たない。
日本のロックシーンにおけるギタリストたちも、
このレスポールを自らの代名詞としている人が、多くいる。
鮎川誠、高見沢俊彦、奥田民生などの名前が、直ぐに思い浮かぶ。
ギターはレスポール、アンプはマーシャル。
そのゴールデンコンビさえあれば、純度の高いロックンロールが奏でられる。
今時期で言えば、生麦酒に枝豆と言った具合である。
調子よくここまで書き進めて来たが、私も、ロック好きでありギター趣味のはしくれ。
最後に、言うべき事を言わねばなるまい。
実は、私、昔からフェンダー党なのである。
つまりは、ギブソン社よりも、フェンダー社のギターに愛着がある。
アサヒのスーパードライも好きだが、キリンの一番搾りの方がもっと好き。
てぇ具合に、やはり、音色の好みが、フェンダーギターにある。
しかし、大切な事は、自分とってのロックを表現する為には、
どんなギターが必要か、と言う事である。
ともあれ、今日、レスポールを弾いたら気持好いだろうな。
【天候】
日中、曇天で蒸し暑し。
夕立があり、夜半には蛙が一斉に鳴きだした。