1256声 レスポールの日

2011年06月09日

6月9日の本日は、「ロックの日」と言う事になっいている。
「日本ロックセキュリティ協同組合」が制定した、「施錠」の「ロック」。
ではなくて、ロックンロールの方の「ロック」を、取って、書く事にする。

語呂合わせで、6月9日が、ロックの日となっているが、
その裏には、運命的な史実が結びついている。
「ロック」と言えば、私が即座に思い浮かべるのは、ギターである。
それも、アコースティックで無く、エレキギターの方を取りたい。
そのエレキギターの世界において、概ね、人気を二分しているのが、
「ギブソン社」と「フェンダー社」である。
飲み屋で言うところの、「キリン」か「アサヒ」と言った具合。

ギブソン社が生み出した、発売以降、
このメーカーの代名詞となるギターが、「レスポール」と言う。
この「レスポール」と言うのは、レス・ポールと言うギタリストの名前。
つまり、彼のシグネチャーモデルとして誕生したギターなのである。
それが今日のロック界で、今尚、不朽の名作ギターとして受け継がれている。

ロックの日と、運命的に結び付いているのが、この、レスポールギターである。
その生みの親であり、ロック界では半ば神格化されているレスポール氏の、
誕生日が、これまた、6月9日のロックの日。
まさに、ロックの神に祝福された、ギタリストであり、
生まれるべくして生まれた、ロックなギターなのである。

普段、音楽のジャンルとして、ロックをあまり聞かない人でも、
レスポールギターの、独特のフォルムや、アクの強い音色は、
耳にした事がある筈。
全体的に丸みを帯びた、瓢箪型のボディーに、芯の太い重低音が特徴。
エリック・クラプトンや、キース・リチャーズなどが、まだ若手だった頃、
彼らがこぞって、このレスポールを使用していたので、人気に火が付いた。
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジに憧れ、日本製のコピーモデルを買う。
と言ったロックコースを辿る学生諸氏が、未だに後を絶たない。

日本のロックシーンにおけるギタリストたちも、
このレスポールを自らの代名詞としている人が、多くいる。
鮎川誠、高見沢俊彦、奥田民生などの名前が、直ぐに思い浮かぶ。

ギターはレスポール、アンプはマーシャル。
そのゴールデンコンビさえあれば、純度の高いロックンロールが奏でられる。
今時期で言えば、生麦酒に枝豆と言った具合である。

調子よくここまで書き進めて来たが、私も、ロック好きでありギター趣味のはしくれ。
最後に、言うべき事を言わねばなるまい。
実は、私、昔からフェンダー党なのである。
つまりは、ギブソン社よりも、フェンダー社のギターに愛着がある。
アサヒのスーパードライも好きだが、キリンの一番搾りの方がもっと好き。
てぇ具合に、やはり、音色の好みが、フェンダーギターにある。
しかし、大切な事は、自分とってのロックを表現する為には、
どんなギターが必要か、と言う事である。
ともあれ、今日、レスポールを弾いたら気持好いだろうな。

【天候】
日中、曇天で蒸し暑し。
夕立があり、夜半には蛙が一斉に鳴きだした。