1266声 ジョウモウ大学オープンキャンパス

2011年06月19日

「オープンキャンパス」
学生生活が遠い昔になってしまった身としては、
とても懐かしい言葉である。
最も、不真面目な私は、学生時分も、
オープンキャンパスなど一校も行った事が無かった。
その、自身初となるオープンキャンパスに、昨日、参加する機会を得た。

その学校の名は、「ジョウモウ大学」と言う。
校舎があって、そこへ通う。
と言う形ではなく、寺や公民館や街中のカフェなど、
その授業毎に教室を変えて、授業が開催される。
入学金や授業料は一切なく、誰でも生徒になれて、
誰でも先生になれるのである。

今回のオープンキャンパスは、高崎の街中にある、
商業ビルの一階で行われた。
およそ三時間の授業だったが、時間の経過を忘れるくらい、
授業に集中できた。
年代性別も多様、一番下は現役の大学生の諸氏も参加していた。
「群馬を世界に自慢したくなる街に。」
と言う、この大学のコンセプトを軸に、対話型の授業を進めて行く。
この空間はいま、貴重な世代間交流の場であり、
それだけでも大いに意義のある事だと感じた。

「楽しい学問」
オープンキャンパスを終え、そんな事を思った。
成績順に評価を受けるのでなく、面白かったら拍手を送る。
拍手の鳴り響いていた教室に、
面白い群馬の未来が見えた気がした。
学長の橋爪さんは言う。
「この街の生活の中に、普通に、根付いている場になれば」

何だか、新しい友達が増えたような、好きな人ができたような。
そんな、ワクワク感が生まれている。
「ワクワク感」こそ、世界に自慢したくなる、と言う重要な動機だと思う。
七月二十三日土曜日。
ジョウモウ大学は開校する。

【天候】
終日、曇り。
蒸し暑く、梅雨らしい天気。