1267声 禍が転じる文化

2011年06月20日

一年間の半分の降雨量が、およそ十日間で観測された。
と言う、十八年ぶりとなる、記録的な豪雨。
九州を中心とした、西日本で、今尚、降り続いている。
そこで懸念されているのが、これから梅雨入りを迎える、東北地方。
長雨が続くと、その年は冷夏になってしまう。
かと言って、電力需給を考えれば、暑くなるのも歓迎しがたい。
低温無事、いや、平穏無事に今年を暮らせればよいと思うが、
2011年と言う、この不気味なピンゾロの年の目。
しかし、後半戦。
禍を転じて福となせる筈である。

「銭湯」
と言われると、関東地方に住む私たちの中では、
寺社仏閣のように荘厳な外観を思い浮かべる人が、多いだろう。
これは所謂「東京型」の銭湯で、関東大震災の復興時期から、
昭和の中期くらいまでにその多くが建てられた。
まさに、震災が生んだ文化と言っても過言ではない。

「禍を転じて文化となす」
今回の震災だって、転じて生まれて来る文化が、多くある筈である。
それは、必ず東北地方、特に被災地の、財産になる。
その文化を転じて、福となせる。
さて、まずは、今年。

【天候】
終日、曇天。
蒸し暑さ甚だしく、寝苦しい。
蛍が、よく飛びそうである。