1325声 夕菅俳句合宿初日

2011年08月17日

固形燃料も燃えきらぬ内に蓋を開け、
兎も角も、野菜やら豚肉やらを口の中へ放り込んだ。
広いレストランの中、腰かけて食事しているのは私一人のみ。
テーブルに沢山並んでいるお皿が、何だか独りの虚しさをいっそう助長する。
湖畔の望める窓の外は、いま、真っ暗闇。
森閑とした空気漂うレストランを後に、
句会場になっているホテル館内の会議室へ走った。

「合宿」
と表現した方が、適当かと思う。
つまりは、俳句の合宿である。
俳句の先生が音頭を取って、年に何度か開催している。
春に開催された前回は、丁度、鼻骨骨折で入院していて参加できなかった。
「今度こそは」
と、満を持して参加したのが、今回の合宿である。

「遅れました」
そろりと句会場のドアを開けると、ペンの走る音。
既に句会は始まっており、緊張した空気が室内に張り詰めていた。
やむを得ず、末席で選句の終わった皆の句を聞く。
詠み挙げられる句を聴いていると、皆がどこで何を見ていたのか、
吟行場所の風景映像が浮かんでくる。
今回の参加者は日の高い間から、この榛名湖畔を吟行しているので、
その顔に声音には、やや疲れの色が見える。

渡された予定表で行くと、部屋に戻って、今度は題詠で句会。
ビールやワインなど入って、砕けた雰囲気の中で、
句を詠んで行くが、今着いたばかりの私は、口数少なく全力で句作。
結果は、昼間の吟行がハンデとなったのか、思いがけず良かった。
私は題詠が苦手なのだが、体力が余っていた所為か、皆の選に入って一安心した。

その後は、話が弾み、風呂に入って寝る頃はもう、深夜。
明日の起床時間は午前5時なので、3、4時間程しか寝れない計算。
風呂上がりにコップのワインをがぶ飲みして、ヤケクソ気味に床に潜り込んだ。

【天候】
終日、酷暑。