「北関東三県制覇」
角ばった漢字ばかりで仰々しいが、要するに、
北関東三県の伝統的な銭湯を全て回り終えた、と言う事。
その一部は、この「めっかった群馬」のコンテンツ「とっておき探訪」に掲載中である。
「一部」と言うのは、巡っていた中で、中には撮影も取材も、一切お断り。
と言う銭湯が、一軒だけあったから。
そして、先日回った日立市の銭湯の二軒は、
もう少し、材料を集めてから掲載しようと考えているから。
北関東のみならず、埼玉県も熊谷市以北の銭湯は、(その数幾つでもないが)全て回った。
群馬県内の銭湯を回っていた時には、分からなかった事。
例えば、群馬県の銭湯が持つ「特色」が、他県の銭湯と比較対象する事で、分かってきた。
文献や資料を見ても、私のおぼろげな頭脳では、中々、理解できない。
やはり、その土地へ行き、湯に浸かり、瓶牛乳を飲み、
常連さんに怒られたり、番台の女将さんと親しくなったり。
そう言った、所謂「裸の付き合い」をしながらでないと、頭に入ってこない。
もう一度、いや何度も再訪したい銭湯が、沢山ある。
北関東三県の都市の名を伺えば、即座に、
一番近い、銭湯を薦められると言う自負まで持っている。
銭湯残存数では、断トツ一位の群馬県。
豪奢な銭湯が数多くある、栃木県。
湯銭が安く、一風変った銭湯のある茨城県。
その街の成り立ちと、銭湯の特色には、重要な関係性がある事を、
身を持って体験できた。
「銭湯」と言う動機で、様々な土地、しかも、観光地ではなく、
何の変哲もない一地方都市へ行けたのは、良かった。
そう言うところの、銭湯が、飲み屋が、面白いんだ、またこれが。
【天候】
終日、雨降って涼しい。
昨日と一転し、すっかり、秋めく。