1333声 秋の線香花火

2011年08月25日

定例の句会の日であった。
最近、少し人数が増えて、6、7人、ともすれば8人と言った具合でやっている。
俳句会をやるには、丁度、手頃な人数と言ったところ。

珍しく、先生宅に早く着いた私が、うどんなどを啜っていると。
「こんばんは」
玄関の敷居を賑やかに跨いでくるのは、艶やかな浴衣。
メンバーである女性陣のひとりが、浴衣を新調してきたようで、
みな、浴衣や着物で装っている。

晩夏と初秋の境目。
と言うとで、虫の音の聞える庭に出て、線香花火をやって句を詠んだ。
私などが持って、線香花火の幽玄な火を見つめていても、余り情緒が無い。
あれは、浴衣の女性が持つものだと感じた。
しかし句会では、男が線香花火を持っている句に、多く選が入った。
俳句は一筋縄ではいかない。

【天候】
曇りのち雨。
日中いまだ、蒸し暑し。