1389声 夜寒句会

2011年10月20日

今日は、定例の句会であった。
来週に吟行会を控えた参加者がいるので、いつもより少なかった。
私はその吟行会には不参加なので、この定例の句会に出席した。

参加者4人。
いつもは8人くらいなので、随分と小じんまりした。
「晩秋」と言う事もあり、「やや寒」、「そぞろ寒」、「夜寒」など、
寒さに心が動い出いる俳句が多く出た。
しかし、参加者の一人である女性は、半袖。
私は室内でもオーバーを着ている。
人により、体感気温と言うのは随分と違うものである。
いや、一家の主婦と言うのは、それくらいに燃えていなければ勤まらぬのかも。

食卓に並んでいた林檎をかじり、冬の近さをしんみりと感じた。
ガラス窓の外からは虫の音が聞えていたが、
息を次ぐように途切れ途切れに鳴いており、うら寂しい印象であった。
奥の炊事場からは、絶えず水の音が聞こえていたが、
片づけが終わって静かになると、いっそう、夜寒が忍び寄って来た。
句会も終わる頃には、夜も深くなって、虫の音が大分少なく細くなっていた。
その分、闇の色も濃くなっていた。

【天候】
終日、うす曇りで肌寒い。