1407声 湯疲れ酒疲れ

2011年11月07日

土曜日に桶川の銭湯で温まってから、駅前で一杯ひっかけて帰って来た。
電車に揺られている間に、だんだん酔いが回って来て勢いが付いたので、
終点の前橋駅で降りてから、雨の中、傘もささずに酔街へと沈んで行った。
そして、昨日は県内の銭湯の取材で、湯には入らないにしろ、数軒回って、
その都度、親切な女将さんや御主人から瓶牛乳を頂いた。
取材を終える頃には、相当量飲んでいる計算になった。
そして、最後の取材先である高崎の銭湯で湯に浸り、場所を変えて、
取材記者の方と打ち合わせをして、帰途に就いた。
帰宅してから、もうかなり湯疲れしていたのだが、
打ち合わせの際に緊張して汗をかいたので、寝る前にもう一度、風呂へ入った。

「だるい」
寝床から起き上がって、漏れた、第一声である。
風呂に入り過ぎて、体温調節機能が狂ってしまったのか、あるいは、
雨の酔街から千鳥足で帰って来たのが災いしたのか。
兎も角も、体調が崩れてしまった。

なんだか茫然として一日を終え、いままた風呂へ入って、これを書いている。
風呂で温まったら、いささか、それまでの全身倦怠感が解消された。
湯で崩れた体調が、湯で回復すると言うのも因果な話である。
だるさが消えたのをいい事に、冷蔵庫から一缶出して、コップにふくよかな泡を注いでゆく。
喉を鳴らして飲み干すが、あまり美味くない。
いつも飲んでいる麦酒なのだが、体調が崩れている為、体が受け付けない感がある。
もしかしたら、体調を崩した原因は、「湯」でなく「酒」。
つまりは、湯疲れよりも酒疲れなのかも知れない。
然らば、どちらか一方を止めれば、一件落着。
しかし、湯と酒てぇのは、とても仲良しなので、
この二人を切り離すのは、とても忍びない。
忍びないので、体に鞭打って、飲む事にした。

【天候】
雲多くも、冬晴れの一日。