1421声 湯屋と拍子木

2011年11月22日

湧き出るように、二日酔いに効く胃腸薬のCMがテレビに増えて来た。
忘年会シーズンの序盤戦、胃腸薬の飛ぶように売れる時節なのであろう。
胃腸薬のCMならいいが、増えてもらっては困るのが、火災、である。

冬季。
特に年末から年始にかけては、火災が増える。
と言う話を、聞いた事がある。
実際の統計を確認した訳ではないのだが、この時期。
下町の銭湯などに浸かっていると、夜道の路地から、
拍子木を打つ音などが聞こえて来るので、やはり、火災が多いのであろう。

郊外の方では、「火の用心」の啓発に、鐘を打ち鳴らしながら消防車が巡回している。
「カーンカーンカーン」
この音の方が馴染み深い。
しかし、俳句などをやっている身からすれば、やはり、湯屋と拍子木。
てぇ組み合わせに、オツを感じ、詩情をくすぐられる。
いま、群馬県内で、この組み合わせが成立する地域が、果たしてあるのだろうか。

【天候】
終日、冬晴れ。