1451声 魂胆

2011年12月22日

「クリスマス寒波」
誰が呼んだか、知らぬ間にいま日本列島に訪れている寒波が、
耳する各メディアそう呼ばれていた。
その影響で、日本海側から東北にかけては大荒れ。
関東地方でも極寒は免れず、群馬県山間部は大雪。
こう寒いと、なんだか視野が狭まって行くような感覚を覚え、
全てのやる気をそがれる。

それでも、句会やら忘年会やらには、顔を出している。
今時期の句会に顔を出せば、「今年の詠み納め」となるが、
俳句を作っている「個」にとって、詠み納めは無い。
大晦日に句を作って、元旦も句も作る。
それは良いのだが、クリスマスまで句を作ろう。
てぇんだから、俳人という人種はおしなべて貪欲だと思う。
かく言う私も、もちろん、「クリスマス」やら「聖夜」で、昨年散々作った。
いま見返すと、どれも世間を斜めから見ているような句ばかりである。
それだけでも、自身のクリスマスに対する姿勢が顕著に出ている。
今年はせめて、真っ直ぐ見つめたいものだが、中々、難しそうである。

もしかしたら、クリスマスをも、ひとつの句にしようと言う魂胆が、
いけないのかも知れない。
しかしながら、俳句にでもしがみ付いていないと、
あのイルミネーション輝く街の雰囲気に飲み込まれてしまいそうである。

【天候】
日中、曇天で寒し。
夜半に雲晴れて、星がたくさん見えた。