1459声 数え日の中の宿酔

2011年12月30日

棒に振った。
一日を、である。

朝から、と言っても起床したのがもう午後を回っていた。
そして、正午過ぎから夜半の現在まで、宿酔と戦っていた。
年の瀬のここへ来て、宿酔で一日をおそろかにすると言うのは、とても残念である。
しかし、気の緩みから生じたことなので、甘んじて湧き上がる悔恨を受け入れ、
終日、反省していた。
しかし、いまはもう調子が戻っていて、湯上がりの麦酒でも飲みたい心持である。

明日は大晦日。
天気も良いらしいので、今日の分を取り返すべく、朝から散歩でもしてみようと思う。
年末に買った俳句関連の月刊誌では、新年特集が組まれており、
俳人のお歴々が新年詠を載せている。
新年の句、と言うのは、やはり新年を迎えてから鑑賞した方がよい、と感じた。
新年の句と言うのは、それまでの四季とはまた違った味わいがある。

元日や手を洗ひをる夕ごころ  芥川我鬼

こんな微妙な黄昏風味、年末には合わない。
新年の駘蕩とした雰囲気の中で、味わっていたい。

【天候】
終日、冬日和。
風もなく穏やか。