1506声 化政の再来

2012年02月15日

それぞれの事情があるが、ここ数年。
私の周りの勤め人たちの、離職率が高い。
男女とも、である。

転職を成し遂げた人。
転職を成し遂げるまで、一時的。
と思いつつ、バイトや派遣社員をやっている人。
近しい友達も、目下、転職動中と言う人がある。

先にも書いた様に、それぞれの事情があるが、
その下敷きとして、やはり近年の「景気不振」が挙げられる。
世情も政情も、不安と言う感は、私の生活圏内でも顕著である。

こうなりゃいっそ、江戸の化政文化のようにならんか。
と、かなり真剣に考えている。
それぞれの都市圏が独自で繁栄し、商人、文人などが活発に活動する。
「町人文化」が栄えて、「面白いこと」になってくる。
俳諧や川柳の一大ブームが興り、レトロな銭湯文化も息を吹き返す。
三味線を習うのがトレンドになり、町内に一人は落語家がいる。
町内の人たちはこぞって、「お伊勢さん」に行ってきた話。

夢のような話だが、その夢が見られそうな予感もある。
政治の匂いには鼻が利かないが、大衆文化の匂いから察するに、
もっともっと熟れて行くのではと思う。
なんにせよ、わくわくする世の中になってほしい。

【天候】
終日、曇りで風強く、寒かった。