1510声 春の水

2012年02月19日

風も無く穏やかな早春の空。
つられてふらふらと、近所の公園まで自転車で出かけた。

雲は薄くなり、どんどん春が近づいている感があるが、ともかく寒い。
影になっている畦道の溝には、薄氷が残っていた。
犬ふぐりや仏の座などが顔を出しており、いよいよ春の色が整ってきた。
この分だと、再来週の三月初旬あたり、梅の花も榛名山麓で見頃を迎える頃だろうと思う。

公園内にある池では、鴨たちが随分と大胆に活動していた。
滑空して来て、水の上に滑り下りたり、大袈裟に水を蹴って飛翔したり。
春の訪れを感じて、うきうきしている様に見えた。
ひとつづつ光る漣は、もう春の水になっていた。
ひとしきり日向のベンチで眺めながら、俳句帳にペンを走らせた。

公園内にはまだ蝋梅が咲いており、まだまだ早春の域を出ていなかった。
園内の子供たちはおしなべて元気で、女の子も棒きれを持って走り回っていた。
園内をひとまわりして、日が傾く前に帰路についた。
寒気にあたったせいか、いま、少し頭痛がしている。

【天候】
早春の気持いい快晴。