1516声 成田の春雨

2012年02月25日

6時に起きて、7時の列車へ乗った。
次の駅へ着かぬうちから、ワインで乾杯。
その後はもう、全体的に朧になりつつ、列車は東京方面へと進んで行った。

JR上野駅から京成上野駅へ移動し、京成線の成田駅で下車。
激しく降っている雨を考慮し、駅前から皆でタクシーへ同乗。
目的地の「成田山新勝寺」へ着いたのは、10時半をまわっていた。

綻びはじめていた梅も、冷たい雨のせいでその開花を遅らせているようだった。
昼までも薄暗い雨雲の下、参拝を済ませ小一時間ほど境内を吟行した。
酒が抜けて来たせいもあって、一挙に寒さを感じつつ句作も一向に捗らなかった。
暖かい蕎麦をすすってから、今回の俳句大会の句会場へ入り、いざ句会。

予想に反することなく、自分の成績は芳しくなかった。
一緒に行った句友と言うか先輩がたは、絶好調までは行かぬも好調な様子だった。
それでも、普段あまり顔を合わさぬ、
遠方の俳人たちの顔を見られただけでも、よかった。
帰る頃に雨は上がっていたが、冬の寒さだけを残して行ってしまったようで、
成田の街は丸ごと冴え返っていた。

【天候】
朝から雨。
昼過ぎには止んだが、寒い一日。