「なんか俳句の賞獲ったらしいよ」
てぇのが、徐々に仲間内に浸透してきて、ご無沙汰している友人や、
遠方に住んでいる知人などから、最近になって祝いの便りが届きはじめた。
今月来月は、その関連で出掛ける予定が少なからず入っている。
その大半が、祝いの席なので嬉しい限りであるが、中には、
お祭り好きな知人もいて、「それきた」とばかりに目下、宴席の段取りを決めている。
お祭りで思い浮かべるのは、一つの対象物でなく、
その場の一切合財が混ぜこぜになって放っている、あやしげな「熱気」である。
つまりは、賞でもなんでも、みんなで「わっ」とできれば一番良い。
それなので、今月来月は、「ありがとうございます」を言う機会が極端に多いであろう。
先月の終わりに参加した大きな俳句大会でも、そんな状況であった。
「ありがたい」と言う事をじわじわと感じるのは、
俳句なんて絶対に興味の無さそうな知人から、お祝いの言葉をもらった時。
「なんか分からんけど取り合えずおめでとう」的な軽さが、丁度好い時もある。
【天候】
終日、曇天。