1529声 断念

2012年03月09日

週末の初日から押し寄せる波にのまれて、いま日曜日の朝である。
そして、本来これを書くべき日である金曜日の事を、
パソコンの前で思い出している。

この日は夜、「太田市新田文化会館」で開催される落語会に行く事になっていた。
過去形にしてある時点で、だいたい察しがつくと思うが、行けなかったのである。
私だけ。
なので、素晴らしい師匠の一門会なのであるが、それがだれかは書きたくない。
当日の落語会の素晴らしさは、その日の夜。
観て来た仲間から酒場でさんざん聞いて、げんなりしている。

電車に乗り遅れる。
と言う失態をしてしまった自分を許す事が出来ず、
そのまま伊勢崎駅構内の居酒屋で、自棄酒に至った。
とても楽しみにしていた、師匠が出て来る姿を拍手で迎える情景を想像していた。
それは仲間も同じであろう。
それなので、遅れて来て高座の途中でホールの席を腰をかがめつつ、
うろうろするくらいなら。
ましてやそれで仲間の空気、いわんや師匠のみならず、
前座の噺家さんの空気に水を差すそうな事は、できぬ。

割り切って。
また、観に行こうと思う。
空席をひとつ作ってしまった事が面目ない。

【天候】
終日、冷たい雨。