最近、大切な場面ではいつも二日酔いであることが多い。
この日曜日も、もれなくそうだった。
高崎駅から早朝の電車に乗り、一路、大宮を目指す。
電車をまっている間、立ち食いうどんを食べたが、
昨晩深夜までの暴飲暴食に付き合った胃が、すでに疲労困憊している様子。
なんとか食べきって、席へ戻ると、さくらさんがもうワインを紙コップに注いでいる。
それを丁重にお断りして、半分白目をむきながら、お茶ばかり飲んでいた。
結局は、皆があまりにも美味しそうに飲んでいたので、「じゃあ一杯」と言うことにした。
しかし、目下、アセトアルデヒド脱水素酵素を必要としている体は、
更なるアルコールを受けつけようとしなかった。
その内に目的地である大宮駅について、弁当を買って、タクシーで大宮公園を目指す。
この間の楽しい行程を細かに描写したいのだが、それよりも、
二日酔いによる倦怠感の方が印象に残っている。
大宮公園でタクシーを降りて、ここからが今日の本番である。
所属している俳句教室の合同吟行句会なので、ここで句を作って句会をする。
公園内には幾つか開花している桜があったので、それで二、三句。
あとはもうおぼろげな思考でなんとか数を合わせて、句会に参加した。
句会での成績は、埼玉、千葉、東京、神奈川の人たちを押さえ、
私を除いた群馬勢の調子が良かった。
ほろ酔いで作る方が良い、と言う事がいよいよ確実になってきたと、
感じざるを得ない結果だった。
大宮公園には開花の前から屋台や花見客が多くおり、活気に満ちあふれていた。
前橋市にある「るなぱーく」のような、レトロな遊園地もあり、
ほのぼのとしたいい公園だと感じた。
【天候】
終日、快晴。