日々、おぼろげな生活は続いていて、
これを書いているのも一日遅れである。
しかしながら、巷。
春休みの時期と言うこともあって、学生連中がふらふらと、
新学期への期待を身からこぼしつつ、商店街を飛び跳ねて行く。
新社会人であろう若者たちが、真新しいスーツに身を包んで、
颯爽と横断歩道を渡って行く。
私は相も変わらず、鼻水を垂らしつつ茫洋とした生活の海を彷徨っている。
時々、空を眺めながら俳句を作ったり。
銭湯でひとっ風呂浴びて、赤提灯の暖簾をくぐったり。
されど、桜は咲く。
どの人にもひとしく、春は巡って来る。
【天候】
終日、麗らかな日。