1565声 花吹雪句会

2012年04月15日

飲んで帰った日は、(何を書くかわからんので)流石に更新を控えている。
昨日もそうで、それを一日たった夜、つまり今、書いている。

昨日は吟行と句会と宴席と言う、予定が盛り沢山な日だった。
予定が盛り沢山なのだが、非常にゆったりとした一日を過した。
それには、参加者がみなご高齢だった事が大きく起因しているのだろう。

いつもの事ながら、句歴何十年と言う先輩方にまじっての句会。
すきっと晴れた朝。
新前橋駅から伊勢崎駅、そこから東武鉄道へ乗り換えて、境町駅へ。
境町の駅から太田市の東照宮へ、地元俳人の方々に送迎してもらった。
境内は、花吹雪の真っ盛りで、何だか浮世離れした景色であった。
到着して、五分も経たぬ間に、えりさんがバッグからワインのボトルを取り出して、
紙コップに注いで配りはじめる。
当然の事のような顔をして、一部の人たちが(私もそうだが)ぺろりと飲み干す。
この時点で、朝の十時前。

昼ごろ公民館へ移動して句会。
この日の特選は、やはり花吹雪を詠んだ句だった。
お昼の時にタッパーに入れた、自家製の漬物を配っていたおばちゃんの、
どこからこんな叙情的な句が生まれるのか。
不思議に思ったが、その「不思議」が、とてもうれしい。
その不思議が好きだから、この場で俳句をやっているのかも知れない。
などと、特選の方に拍手を送りつつ考えていた。

【天候】
終日、快晴。