昨日である。
春先に一度訪れていた店からほのじ氏あてに、
待ちに待った連絡が入ったとのことで、知人を誘い、その店へ出掛けた。
何を待っていたか。
それは、「サクラマス」と言う魚なのである。
ごく簡単に説明を加えると、この魚。
元は渓流魚である山女魚なのだが、その中に数匹、海へ行くものがいる。
そして、海で暮らして数年後、また地元の川へ桜の咲く時期に遡上してくるものが、
サクラマスと呼ばれている。
体調もさることながら、容貌も随分と立派になって帰ってくる。
そして勿論、たんと海の旨みも蓄えているので、逸品として扱われているのである。
その魚を刺身で、またにぎりで、食べさせてくれるのがこの店のマスターであり、プロ釣師の主人。
良い年したおっさん連中であるが、「きゃーきゃー」言いながらこのサクラマスと日本酒を堪能した。
美味しい物に出会うと、「人生も捨てたものでない」と思える。
【天候】
曇り時折微弱なる雨