1585声 GとW 其の三

2012年05月05日

予想通り、東照宮の拝観は長い行列。
それでも、並んでいれば拝観は出来る。
三猿や眠り猫、そして本堂を参拝して東照宮を出る。
老若男女ではあるが、やはり、年配の方の観光客が多かったようである。

下山して来て、道向こうの大谷川に架かる「神橋」と言う、ひとつの観光スポットがある。
通行料300円を払うか否か、考えているところに、ひとつの句碑が目に入った。
近づいて、風雪にただれた岩肌の文字を読むと、なんと「蕪村」の号ではないか。

二荒や紅葉が中の朱の橋

その場でネット検索して見ると、蕪村29歳の作らしい。
風光明媚な土地だけに、日光周辺を詠んだ句は、沢山残されている。
では、一句。
などと、とてもこの人並みにもみくちゃになった東照宮を、詠める気がしない。
観光客は観光客らしく、近くの土産屋で観光地価格の地麦酒を買ってみた。

【天候】
終日、曇りがちながらも晴れ。