1597声 間抜けの肯定

2012年05月17日

自分の携帯電話をスマートフォンにして、およそ一年くらいが経つ。
スマートフォンは構造的に、ツイッターだとか、フェイスブックだとか、
そう言うソーシャルネットワーキングサービスへ、簡単にアクセスすることができる。
なので、当然そのサービスを利用してみよう、と言う流れになる。

パソコンに疎い私でさえ、ブログにツイッター、このサイトに最近フェイスブックを始めた。
これは私だけが例外ではなく、私以外の、例えば読者諸氏にも、
こうした「交流と発信の場」を持っている人が多いはずである。

この日刊「鶴のひとこえ」を書き始め、「めっかった群馬編集長」なんて名乗り始めた、
五、六年前は、よく「ホームページを開設したいんだけど…」と言う相談を受けた。
つまり、このサイトを閲覧してくれた方は、私がパソコン技術に長けていると、
感じたのであろう。
それが今では、ブログでさえ飛び越して、フェイスブックやらツイッターやらで、
ホームページに求めていた事がまかなえている。
有料のサーバを借りて、この「めっかった群馬」のような個人サイトを開設しよう。
なんて言う人は稀有となった。

しかし、ソーシャルネットワーキングサービスが飽和している、現在。
このともすれば一方通行な媒体である、日刊「鶴のひとこえ」が、とても安心できる。
他の、いわゆる「交流」型の媒体では、どうしても、自分を「良く見せよう」と言う、
まず根が卑小な人間なので、そう言う自分が嫌いなつまらない自分に、おのずとなってしまう。
自分が思う、面白さは、間抜けの肯定であるから、それをどうするかと、
考えているばかりの、こんなおぼろげな有り様である。

【天候】
朝より曇りがちなる夏日。夜、一時的に雨。