1601声 天使の輪

2012年05月21日

「見た」
で、始まった今朝の挨拶。
勿論、金環日食のことで、群馬県高崎市からは始まりから終わりまで、
雲もかからず綺麗な日食が鑑賞できた。

昨日会った友人に、「見るの」と聞いてみたら、「完全に寝てる」との返答。
私も、それに近しいものがあり、起きてはいるがあまり見るつもりも無かった。
無かったのだが、やはり、近所から「わーっ」と言う歓声があがると、
どうしても野次馬根性が疼いて外へ飛び出してしまった。

家に転がっていた、自動車の窓硝子に貼る遮光フィルムごしに、日輪を透かす。
三日月模様から、徐々に、輪が繋がって行き、ちょっと色を付けて表現すれば、
天使の輪が浮かび上がった。
日食してる時間は、あたりも大分暗くなり、風も光を失っているようだった。
ほんの数分で、また元の五月の日輪にもどり、風も心地好い薫りに戻った。

大袈裟に言えば、自然の神秘を感じた。
その神秘が、人に詩を創らしめたのだとも感じた。

【天候】
朝、金環日食。終日、快晴。