1609声 遠雷

2012年05月29日

どうにも、体調が芳しくない。
最近の夕立続きである不安定な天候に起因するのか。
はたまた、雲行きのあやしい生活の心労に起因するのか。
こう言う時は、決まって書く方も駄目で、
いま瞼の上に塊になった倦怠感の重みを感じつつ、
キーボードを叩いている。

午後四時頃であったか。
夕立がさっと来て、雷鳴が轟いた。
どっと降りだした雨と、黒雲に光る稲光。
下校中の小学生。
あれは低学年生の女子だろうが、もうずぶ濡れになって、
泣きながら走っていた。

ずぶ濡れは可哀相だが、下手に傘をさして、
落雷の被害にでもあったら大変である。
昨日も尾瀬をハイキング中の方が落雷によって命を落とされた。
私も小学校時分には、雷が鳴っている時はなるべく傘をさして帰らずに、
雨宿りしなさいと先生などから教わった。
これを書いている今も、午後九時半の夜空、あれは赤城山の方であろうか。
雨の中、遠くで雷が聞こえる。
あの女子生徒は、もう泣いてはいないだろうか。

【天候】
朝より晴れ。夕立があり、その後断続的に夜半まで雷。