1614声 蕎麦屋で一杯 前編

2012年06月03日

まず瓶麦酒を一本とって、天ぷらをつまみにやりつつ、ざるそばをたぐる。
それから氷川神社の参道を抜けて、二時間くらいゆったりと初夏の公園内を吟行。
こう言うコースを脳内に描きつつ、就寝した。
そのはずが、である。

バスの時間を間違えた事を皮きりに、列車の接続が悪かったり、
手頃な蕎麦屋が見つからなかったり。
昨夜の優雅な思惑は見事に打ち砕かれて、大宮駅を駆け出して、
氷川神社の参道を歩きながら、コンビニのサンドイッチをほおばっておる。
そんな有り様。
なにしろ、時間が無い。
投句締め切り時間まで、あと一時間。
ともあれ、大宮公園へ行って、すこし落ち着かねば俳句が出来ない。

自分が主に参加している俳句会は、群馬県にあるのだが、
関東を中心に各地にも同じ様な俳句会がある。
埼玉県のその俳句会は主に、さいたま市の氷川神社と大宮公園で吟行を行っている。
今年、桜の咲き始める時分に、そこへ初めて訪れたのだが、とても良い場所だと感じた。
大宮駅から程近く、あの駅界隈の露地の雑踏を抜けたところに、
氷川神社と言う神域、そして遊園地や小さな動物園のある公園が隣接しているのが面白かった。

サンドイッチを喉に詰まらせつつ、どうにかこうにか俳句をいくつかまとめて、句会に参加した。
句会では、自分の句に先程の「あたふた」加減が表れていなかったのでひと安心し、
新鮮で楽しいひとときが過ごせた。
句会後は、一番の古株である金時さんが音頭をとってくれ、先生共々、
会場となりの蕎麦屋で二次会となった。

続けるほどのことも無いのだが、後編はまた明日に。

【天候】
終日。晴れたり曇ったり。