1641声 ホームとホーム

2012年06月30日

渋川駅から高崎方面へ向かう最終列車は、
21時半を少し過ぎた頃出る。
てぇので、その頃、覚束ない足取りで改札をくぐった。

風通しの良いホームには、気持のよい夜涼があった。
人も疎らなホームとホームを挟んで、
会話をしている若いカップルと思しき二人。
渋川駅を挟んで、互い違いの場所に住んでいるのだろうか。

向こうのホームに下り列車が先に到着したので、彼女の方が見えくなった。
彼氏の方へ目を向けると、奥の闇から列車のライトが近づいていた。
着いた列車に乗り込むと、どちらの列車が先に出発したのか。
そんなことにも気をとめず、新前橋駅へ着いたらどこで麦酒を飲もうかと、
その事ばかり考えていた。

【天候】
終日、梅雨晴れ。