1651声 こない酔い

2012年07月10日

まったくもって蒸し暑い一日だった。
そんな最中、軽作業をしたので全身汗みずくになってしまった。
帰宅後に早速、なによりもなによりもまず、缶麦酒。
グラスに注いで喉を潤した。

うまい。
うまいが、おかしい。
空腹時にごくごく麦酒など飲めば、打ち響くようにあのふんわりとした酔いが、
五臓六腑の奥から湧き上がってくる。
それが、目下、こないのである。

汗を大量にかいたせいなのだろうか。
麦酒は「本物の」麦酒である。
妙にすっきりとした頭でもう一缶取り出し、グラスに注ぎつつ考えていた。
火事場の馬鹿力ではないが、水分が欠乏していることによって、
肝臓がいつもよりもアセトアルデヒド脱水素酵素を駆使し、
アルコールを代謝させているのであろうか。
しかし、である。

いま、「アセトアルデヒド…」とキーボードを打つ際に、
手元がおぼつかず何度も間違えている。
なんのことはない、気付かぬ間に、いつものように酔っていたらしい。

【天候】
曇ったり晴れたりで、とても蒸し暑い一日。
県内軒並み30℃超。