1662声 清廉な句

2012年07月21日

昨日から曇天を引きずっていて、日中でも肌寒かった。
世間的に、夏休みの初日がこの天気では、
子供たちも出鼻をくじかれる思いであろう。

この天気なので、俳句の整理とちょろっと原稿を書いていた。
俳句の雑誌に出す、ほんの短い原稿で、内容は句の鑑賞である。
「川端茅舎」の句を対象にすることに決めた。

草田男に言う「茅舎浄土」の句境を発見した茅舎。
自らの家の庭を耕し種をまき、見事に絢爛な花を咲かせた俳人。
茅舎の句は、その花弁から滴り落ちる露の一粒の如く、清廉である。

【天候】
終日、小雨交じりの曇天。