1681声 盆の風光

2012年08月09日

すでに、巷では俄かに盆休がはじまっているらしく、平素とは異なる流れ。
例えば、道路では県外ナンバーが多いとか、
町中では、昼間から犬の散歩をしている人が目に付く。
など、夏休みと言う感が色濃くなってきている。

郷里ですみ暮らしているので、特に里帰りする必要はないが、
この時期の郷里は、そう言う世間の喧騒を別として、どこか違う。
「どこ」と言うところが模糊としていて説明しづらいのだが、
山の風光がそこはかとなく、違うのである。

市内の古い家々の軒先では、はや、
「精霊馬」(胡瓜とか茄子に割り箸をさして作った、あの和風フィギュア)
や迎え盆の提灯などが灯っている。
先祖の霊魂が来ていると言えば、そんな気がしないでもない。
山の麓にあるこの町だからこそ、その風光の機微が顕著なのかもしない。

【天候】
終日、快晴。