1690声 離宮

2012年08月19日

「承応3年に甲府藩主の徳川綱重が…」。
と言うのは「浜離宮」の案内看板にあった説明で、要は将軍家の別邸や鷹狩の場。
そして、幕末には、幕府海軍伝習屯所。
明治時代には天皇もたびたび訪れていた、離宮で、いまは都立公園になっている。

林立するビルに囲まれた人造公園。
と言ってしまえば興もないが、魚や蜻蛉、何より蝉時雨がすさまじく、
都会の緑だが、生態系は息づいていた。

しかしながら、炎天下がどうにも体に堪えられず、麦酒の酔いも手伝って、
早々にビル街へと辞した。
新橋はすぐそこ、あとはもう、小銭を勘定しながら麦酒を飲むばかりであった。

【天候】
終日、快晴。