1778声 倉渕吟行

2012年11月18日

協会群馬支部の句会に参加した。
場所は旧倉渕村の山奥である。
高崎駅からバスに揺られること、一時間弱。

吟行場所である森林公園へ着くと、木枯らしまた木枯らし。
蕭条と落葉が鳴いている園内を、30人弱で吟行した。
標高千メートルを超える場所なので、眺望は素晴らしい。
彼方には、筑波山まで見渡せる。
そう言う絶好のスポットなのだが、如何せん、寒い。
刺すような寒さに耐えられず、ポケットに手を突っこんだまま、
小一時間うずくまっていた。

誰からともなくワンカップが回って来て、それでどうにか寒さを凌いだ。
真っ白な句帖をポケットに入れたまま、またバスで句会場に移り食事。
暖かな室内をいいことに、先程の寒さなど忘れて、生ビールを飲んでいる。
暖かな場所で飲む冷えた麦酒は、夏場のそれを凌ぐ美味さがある。

当然、句会の方は惨敗だったが、気分良く帰ってこれた。
高崎へ着いてからも、はしご酒となり、俳句の事などを肴に一瓶二瓶。
みなご高齢だが、この元気はどこから来るのか。
俳句、の力なのだろうか。

【天候】
終日、木枯らし一号あるも、冬晴れ。