6声 依然として、色褪せる

2008年01月06日

ぼんやりと、無為に過ごした一日。
時間はたっぷりとあるのだが、書き始めるのは結局日付変更線ギリギリ。
学生時分の、テスト前夜を思い出すようである。
学生の様に焦ってはいないが、眼の前の色は褪せている。
つまり、頭の中真っ白状態。

椅子の上で腕を組みつつ、文章作成の為の回想にふける。
回想作業により、発想の断片の在りかを探す。
なかなかこの作業が、うまい事運ばない。
無為に過ごした時間は、時計の針が進むごとにじわじわ復讐する。

すると、道端に落ちている10円玉を見つける様に、
不意に発想の断片が見つかる。
その瞬間、褪せていた色は鮮やかに染まり、
後は焦る気持ちを抑えつつ、着実に発想の芯に迫るだけ。

とこの様に、本日は絶不調。
正月明けの日曜日と言う状況下の影響が、非常に大きく出ている。
一考しただけでは、一向に発想の断片なんて出て来ない。
しかし、もう六十三考目である。
依然として色は褪せたまま。
とうとう月曜日になってしまった。