36声 クロスカウンターコロッケ

2008年02月05日

唐突にコロッケの話をひとつ。

以前、「じんころ」もとい「神コロ」と伊勢崎市で出くわし、小規模なカルチャーショックを受けた。
『私の周りにいる伊勢崎市民氏からは、「えっ高崎なのにじんころ知らないんですか」と驚かれてしまった。』
と、この「鶴のひとこえ」の22声、23声にも書いたのだが、高崎市民の私はまったくその存在を知らなかったのである。
まさに、不意の一撃を食らってしまった。

しかし今日は、軽やかに崩れた体制を立て直して、鮮やかなクロスカウンターパンチをご覧に入れよう。
突然上から目線になってしまったが、まぁ良いのだ。

私は油断していた。
まさかこんなに平べったく、こんなにモッチモチで、こんなにソースが染み込んでいるモノがコロッケだったなんて。
しかし、一口食べてみるとなんとも懐かしいおやつ風味で、つまみとしてもなかなかイケる。
しかも、伊勢崎市民土着度合いが以上に高い。
つまり、いっさきの人みーんな知ってる。
全くの無知だった私は、ワンツーからの右ストレートをモロにお見舞いされてしまったと言う訳だ。

然らば、私も高崎市民の端くれ。
このままマットに這いつくばってしまう訳にはいかない。
「神コロ」を鼻先三寸でかわして、渾身の力でブチ込むのは、もちろん「オランダコロッケ」である。
高崎市は大橋町に在る「平井精肉店」で2000年から販売されている、人気の名物コロッケ。
「えっ伊勢崎なのにオランダコロッケ知らないんですか」