毎夜、ビールと私は共闘条約を締結。
疲労や眠気率いる怠惰連合と死闘を繰り広げている、日付変更最前線。
何としても、日付が変わる前に決着を付けたい。
しかし、闘いは毎度泥沼化の様相を呈する。
そしていつしか、条約に基づいて奮闘していたビールに不穏な動きが現れる。
それを止める術も無く、遂にビールが寝返った怠惰連合は一挙に勢い付く。
私は目を半開きにして孤軍奮闘。
悪化の一途を辿る事態。
頭をよぎる言葉は辞退。
眼の前に並ぶ同じ字体。
状況の原因は自分自体。
これはもはや非常事態。
鍔際で思い止まる辞退。
いよいよ見飽きた字体。
良くやったと感じたい。